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(1) 行高の調整
array環境で作られる表の行高を調整する方法はいろいろありますが, 支柱を立てるのも有力な方法です。
\vrule width 0pt height 18pt depth 12pt がそれで, 高さ 18pt, 深さ 12pt の横幅0の縦罫線を引いています。 高さ,深さの数値は場面に応じて設定することになりますが, 自由である反面,面倒であることも事実です。 そこで,emath では, \bsityuu というコマンドを用意しました。
\bsityuu は,分数 \bunsuu{1}{2} の高さ,深さにそれぞれ 4pt, 3pt を 附加した支柱を表します。数学の表には,分数が登場することが多いので 便利に使えると思います。 もっとも,ここでは分数に冪がついていますから,高さをもう少し増やした方が 良いでしょうか。 \bsityuu には,オプションで附加すべき高さ,深さを調整することができます。 \bsityuu の書式です。 \bsityuu[#1][#2] #1 : 基準の分数に附加すべき高さ(デフォルト値=4pt) #2 : 基準の分数に附加すべき深さ(デフォルト値=3pt) では,高さをさらに 2pt 増やしてみます。
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