\maskHako
解答欄のハコに答えを埋め込んでおき, ハコの中を空白にしておくか,答えを表示するかは, \ifmaskhako の真偽値でコントロールしよう, というのが\maskHako です。 ただし,このコマンドは color パッケージを必要とします。 emathP では,color パッケージは自動的に読み込まれています。 その他の場合は \usepackage{color} として color パッケージを 自分で読み込みます。
hako.sty
\maskHako(#1)[#2][#3]<#4>#5
\maskHako の必須引数 #4 に記述した答えは \maskhakotrue のときは答えは表示されず,空白 \maskhakofalse のときは答えが表示 となります。
箱のサイズですが,デフォルトでは,埋め込んだ答えのサイズとなります。 しかし,それよりも大きくしておきたいことが多いでしょう。 その場合,横幅については (#1) オプションを用います。
答えはハコの中央に配置されますが, これを左詰あるいは右詰にしたいときは \hfill を用います。
ハコの高さを指定するには [#2] オプションを用います。
ハコの深さを指定するには [#3] オプションを用います。 ただし,高さ指定オプション [#2] と併用しなければなりません。
幅指定オプション (#1) と併用することが多いでしょう。
\maskhakotrue のときは,埋め込んだ答えは表示されず,ハコは空白です。 しかし,場面によっては一部を表示したいこともあります。 その場合,問題にも表示する部分をオプション引数<#4>に記述します。
\maskhakotrue 時と,\maskhakofalse 時で,サイズが異なることがけしからん ということなら,横幅指定オプションを用います。 もちろん,高さ・深さ指定を併用することも出来ます。
答えを左詰,右詰にする方法については「横幅指定」の項で説明したように \hfill を用いますが,一部を左詰,残りを右詰なども可能です。
文書全体で答えの文字サイズを変更するには \everymaskHako コマンドを用います。
色を指定するにも \everymaskHako コマンドを用います。
答えの数式を太字(bold)にするにも \everymaskHako コマンドを用いますが,厄介です。 \everymaskHako[#1]#2 としておきますと \maskHako{なんたら} は #2{\ensuremath{なんたら}}#1 と展開されます。
色指定も併せると