&size(24){''\ruizyou''}; a^x で指数が分数になった場合,指数の位置を修正します。 #contents #br *定義されているスタイルファイル [#k5930020] emath.sty [2007/05/11] *書式 [#b11c6f2b] \ruizyou #1^#2 -#1: 底 -#2: 指数 *例 [#wc876ac3] **指数の位置 [#dcef8a91] 下の2つで,指数 p の位置の違いが気になりますか? 1行目は本文中の数式(\textstyle) 2行目は別行立ての数式(\displaystyle) #ref(ruizyou01.png) どのくらい違うか計量してみましょう。 #ref(ruizyou02.png) 違い,わずか 0.5pt です。 それでも,本文中でも後者にしたい となると,\displaystyle をつけまくることとなります。 どこかから 本文中で \displeystyle なんか使うな!! というお叱りが飛んできますよ。 **分数指数 [#j361f90f] 指数が分数になるとき,間違っても \bunsuu などをもちだしてはいけません。 #ref(bunsuusisuu01.png) LaTeX 本来の \frac を用いましょう。 #ref(bunsuusisuu02.png) まあ,\bunsuu にも,アスタリスクつきの \bunsuu* を用意してはありますが..... #ref(bunsuusisuu03.png) **分数指数の位置 [#mba5868a] 分数指数の縦位置を上に動かしたい,というご意見を良く耳にします。 本文中(\textstyle ),別行立て(\displasystyle )を計量してみます。 #ref(bunsuusisuu04.png) \displaystyle においても,さらに指数を上に動かしたい, ということなら,次のような方法もあります。 #ref(bunsuusisuu05.png) 見えない支柱(\mathstrut)を下つき文字として与えた関係で 上付き文字の分数指数が上に押し上げられました。 計量してみましょう。 \displaystyle よりさらに 1.7pt と大分上がりました。 しかし,副作用もあります。 下つき文字を与えたため,深さが 5pt 強となりました。 上のタイプセット結果の最終行と下罫線の間隔が拡がっています。 #ref(bunsuusisuu05s.png) この深さを取り除くには,amsmath で拡張された \smash[b] を用いればよいでしょう。 #ref(bunsuusisuu06.png) **\ruizyou [#p9f1d542] ややこしくなってきましたから,マクロ化したものを \ruizyou としました。 ここまでやるか(自嘲) #ref(bunsuusisuu07.png) RIGHT:&counter;