&size(24){''mawarikomi環境''};
 図(表)の周りに文章を回り込ませて配置します。
#contents
#br

*定義されているスタイルファイル [#tf5ddff7]
emathMw.sty

*書式 [#kde3ac30]
-mawarikomi環境
 \begin{mawarikomi}<#1>[#2](#3,#4)#5#6
    回り込む文章
 \end{mawarikomi}
   #1 : 段落当初の回り込みをしない行数 または key=val
   #2 : 回り込み行数(相対指定可)
        先頭に`l'を付けたときは図を左に配置
   (#3,#4) : 図の位置修正ベクトル
                #3 : (>0) 右,(<0) 左
                #4 : (>0) 上,(<0) 下
            #3, #4 共に単位必須(0のみは単位不要)
   #5 : 図の横幅(単位必須)--- 空とした場合は,#6 の自然幅
   #6 : 図,表など
#1 における有効な key は
:[[sep>#sep]]| 図とテキスト部の間隔を指定します。
-\MWsep コマンド
 \MWsep#1
   #1: テキスト部と図との横間隔
間隔のデフォルト値は,mawarikomi環境の横幅を指定する引数 #5 が~
    空の場合は 16pt~
    空でない場合は 4pt
*例 [#f04f0f19]
**基本例 [#c3da939b]
 図を右(または左)に配置し,その周りに文章を回り込むように配置します。
 必須の引数は #6, #7 の2個です。
   #6: 図の部分の横幅ですが,#7(図)の部分が単一段落の場合は空とすることが可能です。
   #7: 図(表)など
#ref(mawarikomi01.png)
**図とテキスト部との間隔 [#f5cd1407]
 図とテキスト部との間隔は,デフォルトでは 16pt としてあります。
***\MWsep コマンド [#aa010c81]
 それを変更するコマンドが \MWsep です。引数は,単位付きの長さです。
#ref(sep01.png)
***<sep=..>オプション [#r3c6d9a9]
 \MWsep コマンドによる変更が,広範囲に及ぶのに対して,
 <sep=..>オプションによる変更は,当該 mawarikomi環境に限定されます。
#ref(sep02.png)
**list系環境との併用 [#r2ce911b]
***wrapfigure環境 [#ie1e784a]
 図の周りに文章を回り込ませる環境としては,wrapfigure環境が標準とされています。
 それを見ておきましょう。
#ref(list00.png)
-しかし,wrapfigure環境はlist系環境とは併用できません。~
無理に併用すると,図はあらぬところに放り出されます。~
これは,wrapfigure の仕様であり,ログファイルに警告が出ています:~
    Package wrapfig Warning: wrapfigure used inside a conflicting environment ...
#ref(list00i.png)
***mawarikomi環境 [#y0cf1111]
 mawarikomi環境は,list系環境と併用が可能です。
#ref(list01.png)
**図の位置 [#l06806c2]
***左配置 [#yd69cfcf]
 デフォルトでは,図は右に配置されます。
 これを左に配置したい場合は,[#3] オプションで,[l]と指定します。
#ref(hidari01.png)
-オプション文字 l は,数字の 1 ではなく,アルファベット小文字の l(エル)です。
-[#3] オプションは,本来は回り込みを行う行数を指定するためのものです。~
図の左配置と併用する場合は [l5]などのように,l(エル)の後ろに回り込み行数を続けます。
#ref(hidari02.png)
***図位置の微調整 [#qc9ac510]
 図の位置を微調整するオプションが (#3,#4) です。~
 下の例では,図をデフォルト(上の図)から~
   左へ 5pt~
   下へ 2pt~
 動かしたのが下の図です。
#ref(bityousei01.png)
**図(表)にキャプション [#t7d6b979]
 図(表)にキャプションを付ける場合は
   その横幅 (#5)
 を明示する必要があります。
***図(表)の計測 [#wef84073]
-図(表)の横幅などのサイズを計測するには [[\getWHD>getWHD]] コマンドを用います。
***図のキャプション(1) \fgcaption [#v351af95]
-図の横幅を [[\getWHD>getWHD]] コマンドで計測し,~
その結果を [[\dimenref>dimenref]] コマンドで参照することにより得られた長さを~
mawarikomi環境の横幅に指定することにより,\caption コマンドを記述することが出来ます。
#ref(fgcaption01.png)
-mawarikomi環境内の図は,位置を固定する関係で figure環境内に置くことができません。そのため \caption コマンドは使用できません。~
emathパッケージでは,emathCap.sty に \fgcaption を用意しています。
***図のキャプション(2) Fmawarikomi環境 [#wec0bd9b]
 図のキャプションを付けるために特化した Fmawarikomi環境を用いれば,
   <postcaption=\caption{...}\label{...}>
 とすることで,図の横幅の計測を省くことが出来ます。
//#ref(Fmawarikomi01.png)
#ref(postcaption01.png)
*注意事項 [#f4d82b35]
**mawarikomi環境の配置場所 [#te524de0]
mawarikomi環境は,段落の先頭に配置しなければなりません。さもないと,警告:
 LaTeX Warning: mawarikomi環境を段落途中に配置しました。
がログファイルに記録され,図は正しく配置されません。
**図とテキストの長さについて [#x60a2097]
mawarikomi環境を用いるのは,図よりも文章の方が長いというのが前提です。~
文章の方が短いのであれば,~
  minipage を並べる [[EMminipages環境]]~
あるいは~
  [[nidan環境]]~
を用いる方が適切でしょう。
**図とテキストの配置順 [#haitizyun]
デフォルトでは,図はテキスト1行目の末尾に配置されます。~
従って,テキスト部に記述されたコマンドが図に影響を与えることがあります。~
下の例では,\color{red} が図に影響をしています。
#ref(old01.png)
--この配置順を「先に図を配置してからテキストを配置する」ように変更するのが
emathMw.sty のロードオプション [old] です。
#ref(old02.png)
**図がページの境目にかかる場合 [#k48ced68]
図がページの境目にかかる場合,mawarikomi環境の動作は不安定になります。~
原則として,図がページの境目にかかるようなレイアウトは避けるべきですが,~
動作と対処法をいくつか見ておきます。
#ref(Pmawarikomi01.png,wrap)
-話の出発点です。問題は発生していません。~
この mawarikomi環境が下に移動していくとどうなるか,というのがこの項のテーマです。~
版面枠を細罫線で表示しています。
***原則 [#b9423da6]
上の例で,mawarikomi環境が下方に移動してページの境目にかかるようになると~
mawarikomi環境は次ページに送られ,前ページ下部には大きな空白が出来ます。
#ref(Pmawarikomi02-1.png,wrap)
#br
#ref(Pmawarikomi02-2.png,wrap)
***Pmawarikomi環境 [#ga2fb7f5]
上のようなページ送りをせず,図が版面からはみ出しても良い,~
というなら,Pmawarikomi環境を用います。
#ref(Pmawarikomi03-1.png,wrap)
#br
#ref(Pmawarikomi03-2.png,wrap)
-図にあわせてテキストもはみ出させる,というなら,mawarikomi環境の直前に~
   \enlargethispage{2\baselineskip}~
などを宣言します。
-次ページの頭に,mawarikomi環境の名残で,途中折り返しが行われるのを止めさせたければ~
mawarikomi環境に行数調整オプション [-3] などを付加します。
-ただし,これらの調整は,文書全体のレイアウトが確定した後に行います。 
***\section & mawarikomi [#e55af8f0]
mawarikomi環境が次ページに送られる場面で,~
そのmawarikomi環境が \section の直後にあったりすると~
\section も次ページに送られ,~
mawarikomi環境がさらに次ページに送られ,状況は悲惨となります:~
  1ページ目は下部に空白~
  2ページ目は \section のみ~
  3ページ目は mawarikomi環境~
このような場合は,~
  \section の直前に改ページをする~
  Pmawarikomi を用いる~
などの対応が必要となりましょう。

いずれにしても,~
  mawarikomi環境をページの境目に配置するのは避けるのが賢明~
ということです。

*関連事項 [#t016e3ad]
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