\dosuubunpu
度数分布を求めます。
内部で \toukeiryou を呼び出しますから,perl との連携機能が必要です。
定義されているスタイルファイル †
emathSt.sty
書式 †
\dosuubunpu(#1)<#2>#3
- #1: key=val 形式
- #2: \toukeiryou に引き継ぐオプション
- #3: データ(csv 列)
ただし,(#1) で (byfile) オプションを与えた場合は,データファイル名
- #1 における有効な key
- Afreq
- 度数分布を取得する配列名を指定します(デフォルトは Afreq)。
- outputcsv
- 出力は配列ですが,csv も欲しい場合は,csv列を受け取る制御綴名を指定します。
- showtable
- 度数分布表を表示します。
- varmin
- 階級の最小値を指定します。
- varsup
- 階級の上限値を指定します。
変量は,左閉半開区間 varmin ≦ 変量 < varsup にあるものとします。
- varmax
- 階級の最大値を指定します。
変量は,閉区間 varmin ≦ 変量 ≦ varmax にあるものとします。
度数分布の階級は,左閉半開区間ですが,
孤立点:(変量=varmax)のみは単独の階級として扱われます。
- varwidth
- 階級の幅を指定します。
varsup-varmin ( or varmax-varmin) は,varwidth で整除されるものとします。
以下のオプションは \toukeiryou に伝播します。
- byfile
- データをテキスト形式のファイルから入力します。
- siryoumei
- 資料の識別名を指定します。
基本例 †
デフォルトでは,Afreq という配列に度数分布を返します。
(Afreq=...) として,右辺値に配列名を指定することも可能です。
- emath パッケージにおける配列については,その解説ページをご覧ください。
度数分布表(1) †
上の例の結果を度数分布表で表示するには
(showtable)
オプションを付けます。
ファイル入力 †
資料をテキスト形式のデータファイルから入力するには,
(byfile)
オプションを付けます。この場合,必須の引数 #3 はファイル名(拡張子を含む)となります。
- この例では,varmin などを指定していませんが,デフォルトでは
varmin=0, varmax=100, varwidth=10
としてあります。
varsup ではなく,varmax を指定した場合は,varmax だけで独立した一つの階級を構成します。
度数分布表(2) †
(showtable) オプションによる表に不満があるときは,
tabular 環境などを用いて自分で表を作成します。
その際,度数が配列 Afreq にあることを利用します。
ヒストグラム †
ヒストグラムを描画するには,\dosuubunpu で得られた配列 Afreq をもとに,
emathG.sty で定義されている \bouG 環境を用います。
度数分布多角形 †
度数分布多角形の描画例です。
関連事項 †