emath.sty などの置き場所は,
  TeX の他のスタイルファイルと同様
です。
  それではわからん
という方のために,一案を提示します。

作業は,
  Windows では,コマンドプロンプト
  Mac では,ターミナル
での操作となります。
Windows におけるコマンドプロンプトの操作に不慣れの方は
  コマンドプロンプトのページ
をご覧ください。

 

ユーザ用 texmf の作成

ホームディレクトリの確認

コマンドプロンプト(MAC ではターミナル)で,キーボードから
  echo %USERPROFILE%
  (MAC では,printenv HOME)
と打ち込みエンターキーを押します。
  • たいていの場合は
      C:\Users\*****
    が返ってきます。 (***** の部分はあなたが登録したユーザ名です。)
    なんの反応もない場合は,次の項に移ります。
    この調査で得られた結果をホームディレクトリと呼びます。
    (私の場合は
      C:\Users\ookuma
     となっています。)

ユーザ用 texmf の作成

  • ホームディレクトリ名(フルパス)に,
      半角空白文字が含まれていない
    かつ
      2バイト文字(漢字など)が含まれていない
    場合にのみ次の操作を行います。
    (この条件が満たされていない場合は,次の項に移ります。)
    ホームディレクトリの下に
      texmf
    というディレクトリがなければそれを作成する。
    • Unix 系の OS で TeX Live 2011 などでは
      ホームディレクトリの下の
        Library/texmf
      と変更されているようです。
      両方に作っておいて,後述の「操作A1」で確認します。
      • Library フォルダは「不可視」となっている場合もあるようです。 Finderの「フォルダへ移動」が有効でしょう。

置くべき texmf の位置を探す。

emath.sty などの置き場所ですが,
近年の TeX は,多重TEXMFツリーとやらで,チト複雑です。

基本調査

まずは,コマンドプロンプト(MAC ではターミナル)で,
操作A:

kpsewhich --expand-path=$TEXMF
(mac では
  kpsewhich --expand-path='$TEXMF')

とした結果を眺めます。
結果は環境依存です。事例をいくつかご覧ください。

texmf01a.png
  • 上の事例で,**** はユーザ名で,/Users/****/ はホームディレクトリを表しています。
  • 事例1 のように,texmf が一つしかない場合は別として,複数の texmf が,
      Windows ではセミコロン (;) で区切られ,
      Mac ではコロン (:) で区切られて並びます。
      (Windows において,ディレクトリの区切り記号は¥(円記号)ですが,TeX では /(スラッシュ)です。)
  • 操作A を実行したとき,
      そんなコマンドは知らん
    などの反応が返る場合は,
      まずは,スペルミスを疑います。
    (コマンド kpsewhich と,そのオプション --expand.... の間には半角空白が入ります。)
    スペルが正しい場合は,TeX に path が通っていないのでしょう。解決法は
      TeX に path を通す
    あるいは
      kpsewhich をフルパスで記述
    します。
  • コンピュータに複数の TeX がインストールされている場合,
    path の設定が古いままですと,古い方の TeX が使われてしまいます。
    path の設定を新しい方に変更するか,もしくは,フルパスで kpsewhich を起動します。

myTEXMF の決定

当サイトだけの呼称ですが,emath.sty を配置すべき texmf を myTEXMF と称します。
事例1 のように,操作A の結果,texmf がひとつだけの場合は,それを myTEXMF とします。すなわち,事例1 では
  myTEXMF=c:/usr/local/share/texmf
この場合,myTEXMF は決まりましたから,次の節に進みます。

 

事例2 以下のように複数の texmf が存在する場合は,myTEXMF を定めるため, 以下の操作を行います。
コマンドプロンプト(MAC ではターミナル)で,
操作A1:

kpsewhich --expand-path=$TEXMFHOME
(mac では
  kpsewhich --expand-path='$TEXMFHOME')

この結果,操作A で得られた複数の texmf のうちの一つが返ってきたら, それを myTEXMF とします。
例えば,事例2 の場合は
  myTEXMF=c:/Users/****/texmf
となるでしょう。 この場合,myTEXMF は決まりましたから,次の節に進みます。

 

操作A1 の結果何も返ってこなかった場合は,
次の操作を行います。コマンドプロンプト(MAC ではターミナル)で,
操作A2:

kpsewhich --expand-path=$TEXMFLOCAL
(mac では
  kpsewhich --expand-path='$TEXMFLOCAL')

この結果,操作A で得られた複数の texmf のうちの一つが返ってきたら, それを myTEXMF とします。例えば,事例7 の場合は
  myTEXMF=/usr/local/teTeX/share/texmf-local
となるでしょう。 この場合,myTEXMF は決まりましたから,次の節に進みます。

 

操作A2 の結果何も返ってこなかった場合は,
次の操作を行います。コマンドプロンプト(MAC ではターミナル)で,
操作A3:

kpsewhich --expand-path=$TEXMFMAIN
(mac では
  kpsewhich --expand-path='$TEXMFMAIN')

この結果,操作A で得られた複数の texmf のうちの一つが返ってきたら, それを myTEXMF とします。

texmf の下のサブディレクトリ名

myTEXMF の下にサブディレクトリを作りますが,その名称を決めるため,コマンドプロンプト(MAC ではターミナル)で,
操作B:

kpsewhich --progname=platex jarticle.cls

とした結果を眺めます。
結果は環境依存です。事例をいくつかご覧ください。

texmf02a.png
  • 事例を3件しか書きませんでしたが,もちろん環境依存で,千差万別です。
  • この結果の文字列を左から走査して
      .../texmf/
     あるいは
      .../texmf-dist/ など
    の次の文字から,
      /base/...
    の直前の文字までの部分を mySUBDIR と称します。例えば
      事例11, 12 では,mySUBDIR=tex/platex
      事例13 では,mySUBDIR=ptex/platex
  • 環境によっては,操作B の結果が返ってこないことがある,
    という事例が掲示板にあります。対応策を含めてこちらをご覧ください。

emath.sty の置き場所

操作A, B の結果から,emath.sty などを置くべき場所が

 myTEXMF/mySUBDIR/misc/emath

と定まります。例えば,
  操作A の結果が事例2, 操作B の結果が事例11 であれば

    c:\Users\****\texmf\tex\platex\misc\emath

  操作A の結果が事例6, 操作B の結果が事例13 であれば

    /usr/local/teTeX/share/texmf-local/ptex/platex/misc/emath
  • 存在していないディレクトリは,新規に作成します。

emath.sty などの配置

丸ごとパックを解凍して得られる sty.zip をさらに解凍して得られるファイルすべてを 上のディレクトリにコピーします。

mktexlsr

lsr を使用している環境(例えば,texlive でインストールした環境)では

  mktexlsr

を実行します。

  • mac などの場合,単に mktexlsr ではなく,
      sudo mktexlsr
    としなければならないこともあります。

関連事項

注意事項

  • 置き場所は,ここでなければならない,ということはありません。
  • コンピュータに複数の TeX がインストールされている場合,
    path の設定が古いままですと,古い方の TeX が使われてしまいます。
    path の設定を新しい方に変更するか,もしくは,フルパスで kpsewhich, mktexlsr を起動します。
    56022

添付ファイル: filetexmf02a.png 1956件 [詳細] filetexmf01a.png 3604件 [詳細]

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Last-modified: 2016-02-07 (日) 12:00:45 (477d)