発言者: トノ
発言日: 2005 10/11 01:06
発言元: 220.209.26.7
》 Meadow2 では,
》 `.'が2つだとプレビューまで流れない
》 ということですか。φ(。。)mメモメモ
ちょっと興味があったので試してみました。
※ ネストを深くしてしまって申し訳ありません。新しくスレッド起こすような
ことでもないと思いますので、ご容赦下さい。
Meadow は使っていませんので、コマンドラインからの起動で試してみましたが、
Meadow 特有の問題というよりは、dviout で拡張子の前にピリオド(コンマじゃ
ないですよ > 越田益人さん)が2個(以上)あるファイルを表示しようと
する場合には起こり得る問題のようです。
ソースが dbldot..tex となっている場合、latex.exe でのタイプセットは、
コマンドラインでの起動の仕方によって、以下のような結果になりました。
コマンドラインの入力 結果 結果を示す画面出力
---------------------- ------ -----------------------------------
latex dbldot 失敗 ! I can't find file `dbldot'.
latex dbldot. 成功 Output written on dbldot..dvi
latex dbldot.. 失敗 ! I can't find file `dbldot..'.
latex dbldot..tex 成功 Output written on dbldot..dvi
成功する場合には dvi のファイル名は dbldot..dvi となりますが、
dviout での表示は、コマンドラインでの起動に仕方によって次のように
なりました。
コマンドラインの入力 結果 失敗した場合のダイアログ
--------------------- ------ ------------------------------------
dviout dbldot 失敗 Cannot open DVI file
dviout dbldot. 失敗 Cannot open DVI file
dviout dbldot.. 失敗 Cannot open DVI file
dviout dbldot..dvi 成功
統合環境やエディタ・マクロのようなもので、ソースファイルから拡張子と
最後のピリオドを除いたものを外部ツールに渡すようになっているケースは
多いと思いますが、ソースファイル名が“dbldot..tex”であれば“dbldot.”が
latex や dviout に渡されることになり、タイプセットは成功するが、
dviout での表示には失敗することになるかと思います。
ちなみに dvipdfm だと、以下のようになります。
コマンドラインの入力 結果 結果を示す画面出力
---------------------- ------ -----------------------------------
dvipdfm dbldot 失敗 dvi_init: Specified DVI file doesn't exist
dvipdfm dbldot. 成功 dbldot..dvi -> dbldot..pdf
dvipdfm dbldot.. 失敗 dvi_init: Specified DVI file doesn't exist
dvipdfm dbldot..dvi 成功 dbldot..dvi -> dbldot..pdf
これは、成功/失敗の別が latex の場合と一致します。
32bit Windows 登場以前、dviout のように、コマンドラインで渡された
ファイル名に拡張子が含まれていなければデフォルトの拡張子を付加するような
プログラムで、ファイル名に拡張子の含まれないファイルを処理させるような
場合に、ファイル名の最後にピリオドを付けて指定するようなものが
多くありましたので、dviout の挙動が latex や dvipdfm と異なるのは、
DOS 版の頃の仕様を受け継いでいるのかなぁ、という感じです。
▼関連発言
│
└◆3687:emathPs [越田益人] 10/10 17:35
└◆3688:Re:emathPs [tDB] 10/10 17:43
└◆3691:Re[2]:emathPs [越田益人] 10/10 19:07
└◆3692:Re[3]:emathPs [tDB] 10/10 19:27
└◆3693:Re[4]:emathPs [越田益人] 10/10 19:40
└◆3694:Re[5]:emathPs [tDB] 10/10 19:49
└◆3695:Re[6]:emathPs [越田] 10/10 20:04
└◆3696:Re[7]:emathPs [tDB] 10/10 20:14
└◆3697:Re[8]:emathPs [越田益人] 10/10 20:42
└◆3698:Re[9]:emathPs [tDB] 10/10 20:53
└◆3699:Re[10]:emathPs [越田益人] 10/10 21:01
└◆3700:Re[11]:emathPs [tDB] 10/10 21:03
└◆3701:Re[12]:emathPs [越田益人] 10/10 21:08
└◆3702:Re[13]:emathPs [tDB] 10/10 21:15
└◆3703:Re[14]:emathPs [越田益人] 10/10 21:24
└◆3704:Re[15]:emathPs [tDB] 10/10 21:31
└◆3705:Re[16]:emathPs [越田益人] 10/10 21:40
└◆3706:Re[17]:emathPs [tDB] 10/10 21:51
└◆3710:Re[18]:emathPs [トノ] 10/11 01:06
└◆3712:Re[19]:emathPs [tDB] 10/11 09:06<-last