発言者: tDB
発言日: 2005 10/12 10:52
発言元: 211.133.35.30
zahyou環境で描画した図を EPS ファイルにする
このテーマには,取り組んだことがなかったので,ごたつきました。(^^ゞ
この際,手順について,まとめておきます。
この手順は
zahyou, zahyou*, pszahyou, pszahyou*
について共通ですが,以下 zahyou環境で具体的に記述します。
下の main.tex に含まれる zahyou環境部を EPS に変換します。
(1) tex ---> dvi
当該 zahyou環境のみを切り出したファイル fig.tex を作り,タイプセットする。
(2) dvi ---> ps
(1)の作業結果 fig.dvi が作成されるが,
コマンドプロンプトで
dvipsk -E -Ppdf fig.dvi
を実行して,fig.ps に変換する。
(3) ps ---> eps
(2)で得られた fig.ps を gsview(gsview32.exe) で開く。
メニューバーから
File
PS to EPS
とたどり,
Automatically calculate Bounding Box
にチェックを入れて
Yes
ボタンをクリック。
ファイル名
欄に,例えば
fig.eps
と入れて
保存
ボタンをクリック。
以上で,EPS ファイルは作成されました。
念のため,取り込んでみます。
(4) 確認
main.tex の当該 zahyou環境部を削除し
\includegraphics{fig.eps}
と書き換えたものを別名保存し,
(下の例では,Tmain.tex)
それを
タイプセット,プレビュー
するとどうなるでしょうか。
注A. 手順(1)において作成するファイルでは,プリアンブルに
\pagestyle{empty}
を入れておく。
(これがないと,作成される EPS はページ番号を含む大きなものになります。)
注B. 手順(3)は省略可能な場合があります。このときは
\includegraphics{fig.eps}
ではなく
\includegraphics{fig.ps}
で取り込むことになります。
最初は手順(3)を省略して取り込んでみて,正しく取り込まれていれば良し,
図の一部がかけている場合は手順(3)を実行する,
というのがよろしいでしょう。
(手順(3)は,bounding box の修正をしているだけです)
注C. 手順(4)の EPS を取り込むファイルでは,
\usepackage{emathP...
は不要でしょう。下のリスト Tmain.tex では,削除しています。
注D. zahyou環境などが複数存在する場合は,
fig1, fig2, fig3, ......
などと,複数の EPS を作ることとなります。
% --- main.tex --------------------------------------------------------------
\documentclass{jarticle}
\usepackage{emathPp}
\begin{document}
下の図において考察するにいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
\begin{center}
\begin{zahyou}[ul=10mm](-2,2)(-2,2)
\def\P{(-1,1)}
\def\Fx{-X}
\En\O{1.4142}
\YGurafu*\Fx
\Put\P[syaei=xy]{}
\end{zahyou}
\end{center}
したがって,うんたらかんたら。うううううううううううううううう
\end{document}
% --- fig.tex ---------------------------------------------------------------
\documentclass{jarticle}
\usepackage{emathPp}
\pagestyle{empty}
\begin{document}
\begin{zahyou}[ul=10mm](-2,2)(-2,2)
\def\P{(-1,1)}
\def\Fx{-X}
\En\O{1.4142}
\YGurafu*\Fx
\Put\P[syaei=xy]{}
\end{zahyou}
\end{document}
% --- Tmain.tex -------------------------------------------------------------
\documentclass{jarticle}
\usepackage[dvips]{graphicx}
\begin{document}
下の図において考察するにいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
\begin{center}
\includegraphics{fig.eps}
\end{center}
したがって,うんたらかんたら。うううううううううううううううう
\end{document}
▼関連発言
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└◆3745:訂正 [tDB] 10/14 08:02
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